a madman's diary

狂人日記

結核

深夜、バイトの帰り道。働いてみて初めてわかったのだが、私は接客業に向いていなかった。疲れきっており、うっかり道をまちがえてしまった。昼と夜では、近所でも風景が違って見えるので道が分からない。街灯はないわ、自転車のライトは盗まれるわで、真っ暗な道をおろおろペダルを漕いでいた。

じいさんを轢いた。お互い七針くらい縫った。

その後バイト先には顔を出さず、電話で一言「結核にかかりました」といって逃げるように辞めた。バイト先の番号は着信拒否にしてある。